tsutsuishi
えちごトキめき鉄道株式会社 運輸部
筒石駅■新潟県糸魚川市大字仙納字大谷928番地
糸魚川駅の無人駅
※平成27(2015)年3月13日までは西日本旅客鉄道株式会社金沢支社糸魚川地域鉄道部所属の業務委託駅・委託先・株式会社ジェイアール西日本金沢メンテック)
※平成31(2019)年3月15日までは糸魚川駅管理の直営駅

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 パッと見、線路が見当たらず、駅名の看板が掲げられていなければ駅とは判別できないようなロケーションの駅です。
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 小高い山の中腹にある当駅の敷地への入り口付近へは「JR地下駅」と書かれています。当駅は北陸線・頚城トンネル内に設置された駅で、駅舎はその山の上にあり、ホームはその下にあります。

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 当駅は一日の平均乗降客数がおよそ50人弱であるのに、駅係員が常駐していて、夜間も当番制で宿直係員が配置されているようです。その理由は前出のトンネル内の駅であるから。
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 駅舎から下り線ホームまでは290段、上り線ホームまでは280段の階段を通らねばならず、階段の脇には土合駅の下り線同様にエスカレータ設置準備スペースはあるものの、設置には至っておりません。新潟県内の日本海ひすいラインを乗り降りする際は、当駅をできるだけ最初に回るようにプランニングすることをオススメします。各駅を巡ってヘトヘトになってから当駅の階段を目前にするとどういう気分になるかは…。
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 頚城トンネルが開通する前までは別の位置にあったとのことで、その旧駅付近には記念碑がせっちされているそうです。

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 ホームにはこのような扉が設置され、列車接近時の強烈な風圧から逃げることができます。当駅に係員が常駐しているのはそのような特殊な構造の駅であることから、保安要員的な意味合いがあります。

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 係員が配置されている駅なので乗車券類の発売も行われていて、青春18きっぷの券売機発券ではない様式の券(赤券)も取り扱いがあって、発売初日に列車で買いに駆けつけるファンが大挙して窓口までの階段を駆け上がる様子は圧巻だったとのこと(係員さん談)。
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 この付近の列車はおよそ1時間に1本の間隔で運転されています。利用者の割りに本数が多いように思うのは私だけ?

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 頚城トンネルに設置されている当駅はホームが互い違いに設置されています。狭いトンネル内で上手にトンネル幅を広げてホームを設置する工夫が見られます。
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 列車到着時はともかく、通過時は基本的に利用者は暴風壁の向こう側に出るようになっていますが、止む無くホームに居てしまった場合、安全のための掴み棒が設置されています(危険なので係員の指示に絶対に従いましょう)。

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 構内は渡り線などの設置が無い2面2線の停留場スタイル配線。トンネル内設置の駅なので気分は地下鉄のよう。

隣の駅@日本海ひすいライン(北陸線)
上り:能生駅■7.5km
下り:名立駅■4.2km

※訪問日:2014年1月1日