東日本旅客鉄道株式会社 長野支社
ヤナバスキー場前駅OitoLine17長野県大町市平簗場22548番地
信濃大町駅管理の無人駅(臨時駅)
※平成31(2019)年3月15日で営業終了、閉駅しました
文字通り駅前にあるヤナバスキー場のために設置された臨時駅でしたが、当のヤナバスキー場が営業を行っていないことから2016-2017シーズンは列車の停車が一切ありませんでした。そういうこともあってなのか、当駅には2016年12月から始まった駅名標への駅番号及びアルクマの貼付は行われていませんでした。
列車の停車は行われていないものの、駅廃止前であった2017年3月に1.6キロ離れた簗場駅より徒歩で訪問をしたときの様子ですが、駅名の看板などは撤去されておらず、まるで通常営業で客扱いを行っている駅なのかと勘違いをしたくなるたたずまいでした。駅の周囲に人家は数軒あるようです。
窓口や改札付近は雑然としていました。現在列車が停車しない旨の案内看板は出ていませんでした。
なんせ施設内の電気ブレーカーはスイッチがオフになっていましたので、恐らく事務室内の電気は一切使わない前提のようでした。
列車は停車しませんが運賃表の掲出はありました。
椅子はあるものの清掃されてはおらず、ベンチの座面は汚れたまま。着座はオススメできませんでした。除雪用機械は配備されているものの、列車運行に支障を来たさないことからホームの除雪には使われていませんでした。
その駅舎を背にしてホームを望むとご覧のとおり除雪されていませんでした(2017年3月25日の様子です)。
駅舎のホーム側には自動放送用のスピーカーがあり、列車が一切停車しない日もしっかりと「まもなく列車が通過します」と列車通過を案内しています。こちらの電源は鉄道施設用としてブレーカーの電気とは別途になっていたのかもしれません。
構内は単線上の1面1線となっていました。
ホームからは青木湖がきれいに見えました。
ところで訪問を行った2017年3月、当駅に列車は停車しませんでした。といっても当駅は隣の簗場駅からそれほど遠くないことから徒歩での訪問を強行しました。ところがこれが意外と難儀でして。。。簗場駅から国道148号線(千国・糸魚川街道)の歩道を経て↓の看板を見つけたら側道を左へ反れます。
JR簗場駅から歩くこと凡そ25分。途中に人家は全くなく、しかも雪が舞う3月下旬に一人でトボトボと歩くという酔狂な人は珍しいようで、訪問当日はありがたいことに優しい人が「大丈夫ですか?乗って行きますか?」と自動車から声をかけていただくほど。。。
なお電車内の運賃表示ディスプレイには当駅の表記が削除されています。どういうことだ?!
2004年1月訪問時の様子です
以前の駅名標です。ローマ字表記にご注目。旧駅名標は「YANABASKIJOMAE」、現駅名標は「Yanaba Skiing Ground」となっています。
2004年訪問時は臨時快速ムーンライト信州号を白馬駅まで乗車し、早朝の大糸線で時間調整と信濃大町駅始発の南小谷行きを迎え撃つためにやってきたので日の出時間より前の訪問となってしまった大糸線唯一の臨時駅です。スキーシーズン、12月から翌年3月まで営業するスキーヤーの為の駅でした。
▼ご利用は計画的に。
▼南小谷行きが到着します。
▼信濃大町行きが到着しました。
2020年4月に通過する列車から見た様子です
通過する特急列車の車窓から撮影した様子です。駅舎建物は現存していて、看板類の取り外しも行われておらず、あたかも営業をしている駅のように見えました。
プラットホームは見事に撤去されています。
これはプラットホーム部はJRが、建物はJR以外のどこかが管理所有をしているという事情があるのかも知れません。
上り:簗場駅OitoLine181.6km
下り:南神城駅OitoLine164.8km
※訪問日:2004年1月10日,2017年3月25日
▼信濃大町行きが到着しました。
2020年4月に通過する列車から見た様子です
通過する特急列車の車窓から撮影した様子です。駅舎建物は現存していて、看板類の取り外しも行われておらず、あたかも営業をしている駅のように見えました。
プラットホームは見事に撤去されています。
これはプラットホーム部はJRが、建物はJR以外のどこかが管理所有をしているという事情があるのかも知れません。
<当駅→南神城駅間の踏切施設>隣の駅@大糸線
・(47k910m)当駅47.9km
・(46k647m)小路原踏切
・(未確認)加蔵踏切
・(52k760m)南神城駅52.8km
※太字のリンク先は踏切施設調査の姉妹サイトへ飛びます
上り:簗場駅OitoLine181.6km
下り:南神城駅OitoLine164.8km
※訪問日:2004年1月10日,2017年3月25日